top of page
IMG_7598.heic

2023年度

新里竜駒ん(宮古高校理数科卒)
琉球大‐医学部 保健学科

受験勉強を通して、勉強は自分の性格が大きく反映されるものだと知った。
 私は完璧主義や頑固と言った性格であることから、一つの問題に時間をかけ過ぎてしまうということが勉強、模試の際に大きく影響してしまうことがあった。勉強の効率が悪く、試験中で解けたはずの問題も時間の制限で目を通すことができずに模試の点数が上がらないということが多々あった。それを受け私は、模試で一問にかける時間をこれまでより短くし、解ける問題でも一度手が止まってしまったらその問題を切り捨てるということを試みた。するとその模試の結果は今まで以上に点数が良く、これまで目の通せなかった最終の問題も目を通すことができるようになった。
 また、私は怠けやすい部分があり、周りに勉強以外で気になるものがあると全く集中できず、受験生でありながら、勉強をしないという日も多くあった。その性格のせいで、現役の時に受験で失敗して、一浪をすることになってしまうほど深刻な問題であった。そのため、浪人生活中は煩悩を取り除くため、塾に一日中通い勉強をせざるを得ない状況を作った。そうすることにより、現役の時と比べて、怠けるということは全くなくなり、勉強のみに集中することができた。
 私はこれらを大きな課題として、それを改善することが出来たのが合格においてとても重要なことだったと思っている。
 勉強というのは、自らの性格を反映する媒体物である。そのため勉強をする上で大事なのは「自分がどんな性格をしていて、どんな癖があるか、そしてそれらがどう勉強に影響しているのか」を知ることである。また自分の立ち位置を把握し、合格までに必要なものを取り入れることが受験において大事であると私は考えている。
 これから受験生となる東風平塾の生徒の方々、受験を経験した先輩として、上から目線ではありますが、これらを意識するのとしないのとでは、勉強において大きく違いが出てきます。まずは自分の立ち位置、性格などを知っておくことをおすすめします。これから大きな壁に何度もぶつかることになると思います。ですがそれらを乗り超えた先にしか自分が思い描いた未来は待っていません。立ち止まることはあれど、いつか越えなければならない壁ならば楽しんで挑んでいきましょう。乗り越えた先に幸がありますように。受験勉強頑張ってください!

bottom of page