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2022年度

上田真子さん(宮古高校理数科卒)岡山大学‐教育学部

私が本格的に受験勉強を始めたのは高二の冬頃でした。当時の私にとって掲げるのもおこがましいような志望校を目標にして、毎日何時間も机に向かいました。最初はあまり成果が出ず成績は上がりませんでしたが、「東風平塾の先生方の授業をしっかりと聞き、分からないところは必ず質問する」「不安な事は相談する」というルールを自分の中で決めて毎日ひたすら勉強し続けました。私が受験勉強を通して学んだ事は「学習を作業にしないこと」「自分にとって本当に大事なことは何かを考え続けること」の重要性です。
私は時間が足りないことに焦りを感じていました。「入試までに何点取れるようになりたいか、何をすべきか」を自分の中で整理した時、これまでのように学校の授業を真面目に受け、定期テストに向けて勉強をしている余裕はないと思いました。学校のテストで良い結果を出すことを諦め、塾で受験に特化した勉強をする方向にシフトチェンジしました。堂々と言えることではありませんが、学校もたくさん休みました。もちろん、正当化することはできませんし、担任の先生からも注意を受けました。しかし私は、今何を優先すべきかを常に自分に問い、自分を信じて実行する勇気を持つことが大切だと思います。限られた時間の中で全てをやる事は不可能であり、完璧な状態で試験に臨める人はほとんどいないと思います。だからこそ、大学受験を突破するためには他人の言うことを鵜呑みにするのではなく自分で考え、判断し、納得できる道を選ぶことが必要不可欠だと思います。
また、私は問題を多く解くことだけに力を入れていました。その割に成績が伸びず、悩んでいたある日、先生に「量をこなしても身に付かず、流れていくようならただの作業と同じ。目の前の一問に丁寧に取り組もう。この一問から何を学んで何が身についたかを常に意識することが学習だよ。」と助言され、はっとしました。それ以来、私はこの言葉を常に思い起こしながら勉強に取り組むようになりました。
先生方は私の心配性な性格もよく理解して寄り添ってくださいました。おかげで入試本番でも「あわてないよ。」「あなたなら大丈夫!」という先生の声が聞こえた気がして、ミスしがちなところに注意しながら落ち着いて問題を解くことができました。私が挫けそうになった時も先生方は私の可能性を信じて常に肯定し、励まして下さいました。先生方が諦めなかった事が私の自信となり、最後まで攻めの姿勢で受験を乗り越えられたと思います。
毎日毎日遅くまで私が何度同じことを質問しても嫌な顔一つせずに全身全霊で答えてくださいました。第一志望に向かってひた走ることができたのは、辛い時も逃げ出したくなった時も先生方が常に寄り添い愛情深く温かく見守って支えてくださったおかげです。この経験は私の人生にとってかけがえのない大切な財産になりました。
東風平塾の生徒の皆さん、自分の可能性と努力を信じてください。今辛くても乗り越えた先には自分自身の成長と大切な人の笑顔があります。皆さんが目標を達成することを心よりお祈りしています。

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